こんにちは!カエサルです!
害獣とされていることの多い鹿ですが、それは地方によってまちまち…。
害獣ではなく神様の使いとしてされている場所もあります。
とくに有名なのは奈良の鹿公園ですよね?
何故、奈良の鹿は神の使いなのか?
奈良の鹿は、春日大社の社伝によると、768年平城京鎮護のため、鹿島神宮(茨城県)の武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、白鹿の背に乗り御蓋山(みかさやま)に奉遷されたという伝説により、奈良のシカを「神鹿(しんろく)」として神聖視し、保護敬愛されたことで「神の使い」と言われています。
そのような歴史もあったからでしょうか?
奈良市では、市全域が天然記念物指定を受けた鹿の保護区域であったことから狩猟が禁止されています。
勿論、市全域ですので、山間部であろうと狩猟はしてはいけません。
それでは、山間部で農作物を育てている方々の鹿による農作物被害はどうしていたのかというと…長年の被害は放置され続けていました。
そのため、奈良市東部の山間部では鹿によるものとみられる農業被害が深刻化。
この状況に農業者の怒りは募る一方…。
流石に、行政もこのままではいけないと思ったのか、2017年になってようやく「捕獲」を行うための枠組みの許可を国から得て「捕獲」事業を行うようになりました。
この「捕獲」とは、奈良の鹿を保護する区域(奈良市内)のうち、一般的な奈良の鹿が生息している奈良公園一帯から離れた奈良市内の山間部で、農業被害を防ぐために鹿の捕獲を許可するというもので、年間120頭までの捕獲が可能となりました。
勿論、これに反対する意見も多数寄せられたそうです。
「奈良の伝統に反し神鹿を死なせるとはどういうことか」また、「動物愛護精神に反する」という批判はかなり寄せられたようです。
批判をされる方の中には、「捕獲」=「奈良公園の鹿を捕獲する」と勘違いされているケースもあるようですが、奈良公園一帯に生息する鹿については、これまで同様厳格な「保護」政策が続けられています。
奈良公園の鹿がスポットライトを浴びることの方が多いですが、『奈良市と鹿』でみてみると、奈良公園の鹿の他にも様々な歴史があったと分かります。
この機会に皆さまにも知って頂きたいと思い書かせて頂きました。
本日も読んで下さってありがとうございました!
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参考資料