こんにちは!カエサルです!
害獣による被害の拡大とよく言われますが、何故シカやイノシシはここまで増えてしまったのでしょうか?
それは、彼らの生態や歴史に深く関わってきます。
まず、シカは寿命が長くオスであれば4~6年、メスであれば6~8年生きます。さらにえり好みせずほとんどの種類の植物(樹皮も含む)を食べ、もし食べるものが無くなったとしても、食糧のあるところまで移動し、飢えに困らないように行動します。
次にイノシシですが、行動範囲は狭いですが、人里に近い里山で暮らしていることが多いです。
シカとイノシシに共通することは、繁殖力が高いということです。
シカであれば、1歳以降のほとんどのメスが毎年妊娠し、毎年1頭の子どもを産みます。単独行動ではなく団体で行動していることが多く、1頭のオスと1頭以上のメスで行動していることがほとんどです。
イノシシも基本1年に1度の妊娠・子育てです。イノシシの場合は子どもが育つまでは次の妊娠はしないですが、子どもがケガや病気で亡くなった場合など自分の子供をなくしてしまうと、1年に1度ではなく複数回、妊娠・出産を行います。また、シカと違い1度に出産する数は、4~5頭でシカよりも数は多いです。
また、二ホンジカの歴史として、二ホンジカは明治時代に乱獲によって激減。そのため捕獲が規制されてきました。戦後しばらくして、捕獲規制により減少に歯止めがかかりましたが、ニホンジカはもともと繁殖力が高く、さらに様々な要因で死亡率が低下。今度は増加に転じることとなりました。死亡率が低下した要因としては、積雪量の減少、造林や草地造成などによる餌となる植生の増加、中山間地域の過疎化などにより生息適地である耕作放棄地の拡大などが挙げられます。
二ホンジカの天敵であるニホンオオカミの減少も増加に転じた原因です。
シカやイノシシの増加の原因として、狩猟者の減少もありますが、その問題はベテランによる後世育成により少しづつ解消されていくのではないかと期待しています。
いかがでしたか?
様々なことが重なってしまい、シカやイノシシは増加してしまったのが分かると思います。
均等の取れた生活をするためにどう接していくべきか、また、捕獲した彼らの命を無駄にしないためにどうすればいいのか、私たちは考えていかなくてはならないと思います。
本日も読んで下さってありがとうございました!
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参考資料
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5/imatora_fin.pdf