こんにちは!カエサルです!
奈良で行われている『鹿の角きり』というものをご存じですか?
文字どおり「鹿の角を切る」というものですが、何故このようなことが始まったのかというと、時は江戸時代までさかのぼります。
奈良奉行の溝口信勝の命により、鹿の角による事故を防止するため始められました。
鹿は秋の発情期を迎えると気性が荒くなります。
その影響で、当時の奈良の人びとは、鹿の角に突かれることもあったそうです。
あの大きな角につかれたら軽傷では済まなさそうですね…(・_・;)
困った奈良奉行の溝口信勝は、事故を防止するために、当時の鹿の管理者であった興福寺に鹿の角きりを要請。
これがきっかけとなり、1672(寛文12)年から鹿の角きりは始められるようになりました。
角きりは明治時代初期には一時中断するも明治時代中期には春日大社の参道や境内地再開。そして1929(昭和4)年からは、現在の春日大社境内 鹿苑角きり場(奈良公園内)で開催されるようになりました。その後、昭和の戦時期における一時中断されましたが、現在まで古都奈良を代表する年中行事として続けられています。
昔の町民たちは、この様子を店や町屋の格子ごし。または屋根の上などから見学していたそうです。
現在は観覧料を支払えばみることができ、収益は「奈良のシカ」の保護活動に活用されているようです(*´▽`*)
本日も読んで下さってありがとうございました!
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