こんにちは!カエサルです!
鹿の象徴でもある角ですが、角を持つ動物は他にもたくさんいますよね?
鹿の角と、その他の動物の角、例えば牛やキリンなどの角が全部同じ種類の角であるのか調べてみました。
哺乳動物で角を持つ生き物には主にシカ、ウシ、プロングホーン、キリン、サイの仲間がいますが、その角のパターンには大きく以下の5種類があります。
①シカ科 →枝角
②ウシ科 →洞角
③プロングホーン科 →枝角×洞角
④キリン科 →オシコーン
⑤サイ科 →中実角
お恥ずかしながら、私が知っているのはシカ科の枝角のみでした(^^;)
それぞれどんなものかみていきましょう。
①シカ科
シカの仲間の角は枝分かれした複雑な形をしています。また、英語ではantler (アントラー) と呼ばれます。鹿の角は頭蓋骨とは独立して伸びていきます。

②ウシ科
牛の仲間の角は「horn (ホーン)」と呼ばれます。鹿の角と異なるのは、頭蓋骨の突起が直接角の芯になっています。その芯を角質 (ケラチン)が覆い、鞘を作っています (角鞘)。成長とともに伸び続け、抜け落ちることはありません。
ただ角の芯と鞘はそれほど強く結びついていなので、衝撃でケラチンの鞘がポロっととれることはあります。そのときは、芯を覆っている角真皮が鞘を新たに作り始めます。
③プロングホーン科
プロングホーンは北米に住む偶蹄類です。
プロングホーンの角はウシのhornとシカのantlerを掛け合わせたような構造をしていて、牛と同じ様に頭蓋骨から伸びた骨が角の芯を作っていますが、それを覆う鞘は鹿の角のように、1年周期で成長と落角を繰り返します。

④キリン科
キリンの角は「Ossicone (オシコーン)」と呼ばれます。牛と同じ様に頭蓋骨が突起を形成していますが、角質ではなく皮膚で覆われています。
⑤サイ科
サイの角は「中実角」と呼ばれ、骨質ではなく角質 (ケラチン)でできています。骨が関わっていないのはこの角だけです。
角質 (ケラチン)は毛の成分と同じなので、「サイの角は毛の束」と書かれていることがあります。
いかがでしたか?
調べてみるとなかなか面白いですね。
本日も読んで下さってありがとうございました!
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